一般社団法人 花の国日本協議会とは
-
FJC:Flowering Japan Council
2010年に発足したフラワーバレンタイン推進委員会は、フラワーバレンタインのキャンペーン活動がマーケットを作った実績を評価し、この枠組みを拡大して国内の花き消費を底上げするプロモーションを担う新法人の設立を目指すことが2013年7月末に決定しました。
この新法人には全国各地の生花小売店を始め、生花市場・仲卸の流通各社、生産者(JA等の団体)、種苗、関連資材、輸出入商社の各社とそれにより構成される各業界団体が参加の意向を示し、フラワーバレンタイン推進委員会の枠組みに、さらに多くの会員が集まる大同団結した組織です。
-
理事長のあいさつ
『FLOWERING Japan!』世界一、花や緑が身近な日本に!
海外に行けば行くほど、日本の豊かさを再確認します。
それは、世界の旅行者が選ぶ都市ランキング1位に東京が選ばれたことや、日本のレストランがミシュラン三つ星獲得数世界一ということからもわかりますし、花業界で言えば、2012年フロリアードにおける品種コンテストの受賞数からして、日本の花が素晴らしいことは明らかです。
つまり、日本人の感性の豊かさ、美意識の高さは世界最高ランクと言っても決して過言ではありません。
そのような素晴らしい美的素養を備えているにも関わらず、花に関してはどうでしょう?まだまだ消費者の意識が花に向いていない、と言うのが現状ではないでしょうか?
2011年から始めた、男性から女性への花贈りがテーマのプロモーション活動“フラワーバレンタイン”。
その結果、確実に男性の意識の中に花というものの存在感が増してきている様に感じています。世界有数の豊かな国に住む感性溢れる国民が、花という“本当の幸せ”をもたらしてくれる素敵なものに興味を示さない訳がありません。
花や緑の素晴らしさ、花を贈る喜びを、私たちが伝えきれてこなかったのだと思います。
そこで皆様と共に、バレンタインのみならず、年間通して花や緑の素晴らしさを伝えながら、日本を世界一花や緑が身近な国にしていきたいと思っています。
ワインと言えばフランス、ファッションと言えばイタリア、花と言えば日本、と言われる“花の国 日本” に!
「花の名前をいくつ言えますか?」と尋ねれたら、日本人が断トツ1位になる“花の国 日本” に!
子供に「大人になったら何になりたい?」と訊いたら「花屋さん!」という返事が一番多い“花の国 日本” に!
世界で紛争や悲劇が起こった時に、先ずは花を贈る“花の国 日本” に!
必ず出来ると信じています。
是非ご一緒に、『 FLOWERING Japan!』
世界一、花や緑が身近な日本を作っていきましょう! -
花の国日本協議会
理事長 井上英明
-
新しいマーケットの創出!
ーフラワーバレンタインー
フラワーバレンタインのキャンペーン活動では、花業界が一丸となって「男性から女性に花を贈る2月14日」の定着を目指し、取り組んできました。
この活動は、フラワーバレンタインという新しい物日の創出に留まらず、日本における「男性の花贈り」という今までなかったマーケットを創造する“きっかけ”作りと私たちは考えています。実際、スタート3年目からは、バレンタインデーに限らず、ホワイトデーやいい夫婦の日、クリスマスなど、年間を通じて花店に男性客が増える現象が起きており、フラワーバレンタインの本来の目的に近づいてきています。そしてこれらは、全国の花関係者の熱意と協力で、都心部のみならず地方にも波及しています。
今後も新たなお客様を創造していくテーマに集中し、共感してくださる業界内外のパワーを結集して、花や緑のマーケットのパイをどんどん拡大していきます。
-
よりパワフルなプロモーションを!
FJCでは、1社1社では実現困難な花の消費拡大・需要喚起 プロモーションや、共通課題の解決を行います。マーケティングの専門的知見に基づいた本格的なプロモーション活動をスピーディーに実行、プランを遂行できる実動チームがあることがFJCの大きな強みです。そして、全国の花業界の皆様にはそれぞれの地域にて、既存の枠組みを超えてプロモーションにご協力いただくことで、消費者に情報が届き共感していただき購入に至る、つまり花業界の強固な連携こそ、消費拡大の鍵を握る重要なファクターだと考えています。
また、例えばフラワーバレンタインでは、Mr.フラワーバレンタインのサッカー・三浦知良選手、ファッション界の干場義雅氏、ヴァイオリニストの竜馬氏など多くの著名人に共感いただき、「ジャパン・レストラン・ウィーク」とのタイアップなど飲食業界をはじめとする異業種、メジャーな商業施設やメディアのご賛同を得て、積極的なコラボレーションを展開しています。このように、求心力のある魅力的なストーリーをベースに、世の中に影響力が大きい著名な方々や、花と親和性が高い異業種をどんどん巻き込みながら、プロモーション活動をますますパワーアップしています。
将来的には、世界への情報発信基地でもあるTOKYOで、異業種ともコラボレーションしながら、消費者に日本の花の素晴らしさを体感していただく「フラワーフェス」を開催するなど、わくわくする企画を提案してまいります。
30代〜40代の男女に3つのプロモーション
FJCでは、花業界の連携にプラスして、異業種とのタイアップをより強化することで、花や緑が身近にある日本人のライフスタイルを実現します。向こう30年の消費の山である団塊ジュニア層(30代〜40代)を主なターゲットに、現在計画しているテーマは以下の3つです。
花贈り
「フラワーバレンタイン」
「愛妻の日」「ホワイトデー」など
男性から女性への花贈り促進
①男性から女性への花贈り促進:「フラワーバレンタイン」をきっかけに、前後の花贈りイベントである「愛妻の日」「ホワイトデー」を含めた3ヶ月を包括して考え、花贈り強化月間としてまずは重点的に取り組みます。
ホームユース
「WEEKEND FLOWER」
食卓連動企画
②ホームユースの開拓:週末を素敵に過ごすための「WEEKEND FLOWER」企画を行います。日本最大級の料理ブログポータルサイト『レシピブログ』と連動し「花のある素敵な食卓提案」を展開します。花購入習慣化のきっかけ作り、花の扱い方や日持ちの啓蒙、家庭内における子供への花育効果が期待できます。
バースデー
生んでくれて
ありがとう!
母親・両親への感謝の花贈り
③バースデーの活性化:「生んでくれてありがとう!」20歳の誕生日からは、自分を生み育ててくれた母親や両親へ感謝の気持ちを伝える花贈りを提案。365日を物日化するための取り組みですが、いつかこれが日本におけるごく普通の習慣になれば、とても素敵なことだと考えています。
共に成長するために
ー共通課題の解決に向けた新たな取り組みー
-
●学びあう機会の創出
全国各地の先進的な取り組みや成功事例を共有したり、人材育成やマーケティングの考え方など花業界における共通の課題について、セミナーや座談会など意見交換しながら学べる機会を作ります。
●花や緑の露出アップに向け、広報PRの強化
2020年を好機と捉え、世界的に評価が高い日本産の花や、日本が世界に誇る花文化を国内外に発信。あらゆるスポーツイベントや、衣食住分野のPRにおいて、花が活用されるシーンを増やしていきます。また、広報PRの専門家と協業し、花や緑に関連したライフスタイルトレンド情報、研究成果などをマスメディアに向けPRを強化することで露出をアップ。お客様に花の情報に触れていただく機会を増やしていきます。 -
●花業界に利用価値の高いプラットフォームを
日本初の消費者向け花贈り情報サービス・スマホ用無料アプリ『花贈りnavi』をさらに進化させ、より多くのユーザーを獲得し、ご参加花店に“送客”できるしくみを充実させていきます。 また、花業界の情報共有サイト『Flower Media』を制作し、花にまつわる「今」が一望できる情報提供を行います。種苗会社や生産地が全国の花店にネットアンケートできる市場調査機能はじめ、双方向でコミュニケーションできる環境を整備する計画です。